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それでも恋するバルセロナ2009.06.29 Monday
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JUGEMテーマ:映画
ウディ・アレンの映画はわりと欠かさず見ている&スカーレット・ヨハンソンが出演している・・ので楽しみにしていた、『それでも恋するバルセロナ』を見に行ってきました。
夏休み前・・最後のレディスデーです・・。早いな〜。
[あらすじ]
慎重派で堅実なヴィッキーと恋愛体質の自由人クリスティーナは親友同士、二人でバカンスを過ごすためにバルセロナを訪れる。
ある日二人は、セクシーな画家、ファン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会う。
クリスティーナは、彼に一目ぼれしてしまい、アントニオに誘われるがまま週末旅行についていくという。クリスティーナを、ヴィッキーはたしなめ、彼女のお目付け役としてついていくことにするが、ある出来事をきっかけにアントニオに惹かれていく。
一方、ヴィッキーの想いをよそに順調につきあいはじめるアントニオとクリスティーナ・・そこへ、美しく情熱的なアントニオの元妻マリア・エレーナ・・、ヴィッキーの婚約者までがバルセロナへやってきて・・。
予告編で銃声がしていたので「暗い終わり方なのかしら?」なんて思っていたのですが・・、そんなことはなく・・、「昼ドラ?」と思ってしまうほどドロドロした恋愛模様を描いた映画でした。
でも、ちっともドヨーンとせずに見られるんですよね・・どちらかというと、あたふたしている登場人物たちを見てクスクス笑えてくる感じ。
この恋、想定外・・・なんてキャッチコピーがついているこの映画・・
想定外というかありえない!でしょ普通、と突っ込みたくなる恋愛模様でした。
ペネロペ・クルスの「成就しない恋だけがロマンチックなのよ・・」という台詞があるのですが、
登場人物たちはこの台詞に振り回されているような・・ロマンチックさを求めて右往左往という感じ。
堅実な婚約者をもつヴィッキーは、アントニオを知るにつれて婚約者がつまらない男に見えてきて(確かにバカンス先に来てもゴルフとビジネスの話しかしない男はつまらないかも)・・
バカンスに来ている・・という開放的な空気が彼女に大胆な行動を取らせ・・、その結果「ロマンチックかもしれないけど自分にはこんな恋愛は無理だ!」って気付いちゃう・・
ヴィッキーが最後にアントニオの元に訪れるときの服装が、クリスティーナがアントニオの元へはじめて訪れたときの服装ととても似ていたような・・。堅実なヴィッキーが自由奔放なクリスティーナを気取っても恋愛は上手くいかないってことかしら?そして、自由奔放なクリスティーナもマリア・エレーナの前ではかすんでしまうし・・。(ペネロペ・クルスの存在感がすごい!)
人間それぞれ分をわきまえないと痛い目を見る・・なんて思ってしまいました。
スペインに到着したときと、スペインから帰国したときのヴィッキーとクリスティーナの表情の変わりよう・・。バカンスを満喫してきた・・というよりも、「こんなはずじゃないのにな・・。」とちっとも楽しそうじゃないのが印象的です。
「おいおい、そんなことでいーのかー」と言いたくなりますが、スペインの観光名所盛りだくさん&1時間36分と短めで飽きずに楽しめましたよ。
登場人物たちがしょっちゅうワインを飲んでいるもので、見ているこちらもワインを飲みたくなってしまう1本でした。
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モンスターVSエイリアン2009.06.27 Saturday
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今日は、ものすごく暑かったのですが『モンスターVSエイリアン』のファミリー試写会に当選したので、ヒロと一緒に観にいってきました。土曜日の午前の回・・家族連れは多かったけど、比較的空いていました〜。
[あらすじ]
結婚式の直前に、隕石の直撃を受けたスーザンは結婚式の最中に巨大化し、政府の秘密基地へと隔離されてしまう。そこには、ゼラチンの体を持つボブやゴキブリ男のコックローチ博士、など政府が捕獲したモンスターが収容されていた!
隕石が地球に落下したのと同時に、エイリアン・ロボットが地球にやってくる。エイリアンたちは友好的とはいえず、大統領は攻撃を命ずるが、エイリアンたちの強力な武器に歯が立たない。
政府は最終兵器として、スーザンたちモンスターの力でエイリアンを阻止しようとするのだが・・。
面白かった〜♪
わかりやすくて夏休みにお勧めですね〜。
ヒロもゲラゲラ笑ってました。
(帰宅後、車をローラースケートの様にしていたスーザンの真似をして大き目の車の形をした缶に足を入れて室内をガーガーいわせて移動してました、缶が壊れるっつーの!床が傷つくっつーの!)
ベッキーもバナナマン日村も「タレントさんが声優やっている棒読み感」がなくてよかったです。
2Dの上映だったのですが、3Dバージョンで見たら迫力があるんでしょうね〜、ちょっと見てみたいです。
暑い暑い夏休み、親が子どもの外遊びに付き合うのに疲れたら
涼しい映画館で一休み・・するのにおすすめの1本。
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レボリューショナリー・ロード2009.06.26 Friday
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JUGEMテーマ:映画
レンタル予約をしていた『レボリューショナリー・ロード』が届きました。
月曜日に『愛を読む人』を見て、今日は『レボリューショナリー・ロード』・・ケイト・ウィンスレットづいてます。
[あらすじ]
NYにある企業の営業促進部に勤めるフランクと美しい妻エイプリル。
二人の子どもにも恵まれ、郊外のベッドタウン、レボリューショナリー・ロードにある小さな白い家に一家は住んでいる。
この生活のために、若い頃に抱いていた野心や希望を捨てた二人は、表面的には「美しく理想的な家族」を演じながらも、不満を感じ毎日を過ごしていた。
日々の生活に嫌気がさしたエイプリルはフランクにパリへの移住を提案する。しかし、エイプリルが予期せぬ3度目の妊娠をしてしまう・・。
いやーーーー、顔を合わせれば喧嘩ばかりの二人に、どよーーーん
後味のなんとも悪いラストにさらにどよーーーん
としてしまいました。
この二人、夢を見すぎている・・というのが、現実を認めようとしない・・といったらよいのか・・。
パリ行きの計画にうきうき♪している二人を見ていると、「パリに行ったら行ったで、うまくいかなくてボロボロになるんだろうな・・、この二人は」と危なっかしい感が漂いまくり・・の二人なんですよね、残念なことに。
今あるもので満足しようとする夫と、「こんなはずではなかった」と「何者かになれたはずの自分の夢」を夫に求める妻・・、絶対上手くいくはずのない夫婦なんだよな〜。
お互いの気持ちを思いやることの出来なかった二人を待っていたものは・・後味の悪い結末です。
エイプリルは、あそこまでして手に入れたかった今とは違う未来、
誰でも「こんなはずではなかった」、「もっといい未来があったはず」と思うことはあるはずだけれども、
今、自分が手にしているものがどんなに幸せに満ちているものなのか・・・、失わなければ気づけないものなのだなぁ。
そして、どよーんとしてしまったのにも関わらず、図書館で原作を借りてきてしまいました。
暗いですけどね、いろいろと考えさせられる1本でした。
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トランスフォーマー リベンジ2009.06.24 Wednesday
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ヒロがCMが流れるたびに「観たいよ〜、かっこいいよ〜」とテレビにかじりついていたこの映画。
「まだ早いんじゃないの?」
なんて思っていたのですが、
オットが
「あんなに見たがっているのに内緒で観にいったらかわいそう」
なんて言い出し・・(夏休みはポケモン行くんだからトランスフォーマー観にいくなんて贅沢だよ!なんていうハハVSオットのひと悶着もありました・・)親子で観にいってしまいました・・(予想外の展開)
1作目はDVDで観て、「映画館で見ればよかったよね」と思っていたトランスフォーマー、2作目こそは映画館で!・・と気合入っていたんですけどね、一人で。
(気合が入っているわりには、上のポスターみてオットに「黄色いのと青いの・・どっちが悪役だっけ?」と質問されて「はっ?」とドン引きされました・・両方とも味方なのよね〜)
平日の午後の回の吹き替え版・・ということで館内はガラガラ〜。ちびっ子連れでも気楽で見られる感じ♪
あらすじ
トランスフォーマーの生命の根源である「キューブ」を巡り、オートボットとの壮絶な死闘の末敗北したディセプティコン。しかし、戦いは終わっていなかった。あれから2年、大学に入学したばかりのサムは、あの時に着ていた洋服に残っていた「キューブ」の破片に触れたことから、奇妙な”サイン”が見えるようになり、自分でも止められない不可解な行動をとりはじめる。それは、古代ピラミッドに秘められた、ある恐るべき暗号を示していた。その秘密を巡りディセプティコンの生き残りが再びサムを狙いはじめた・・。
ちょっと長いけど面白かった〜。
大迫力!ポップコーンを食べる暇もないほど次から次へと話が進んでいきます。
「オプティマーーース!」とサムと一緒に言いたくなります。まさかこんな展開になるなんて!
つっこみどころもありますが(あと800メートルが長い・・とか)気になりません。
ロボットの動きが早くて早くて・・目が疲れました。
長かったのでヒロが飽きるかな?とも思ったのですが、ブルドーザー、クレーン車なんかが合体するシーンでは身を乗り出していましたよ。(合体するの好きだよねぇ、子どもって・・。ヒロがよく見ているレスキュー何とか・・でも、クレーン車とか合体していたなぁ)
とりあえず、ロボットが出てくれば釘付けでした。
「かっこいいねー」連発でしたが「疲れた・・」って言っていましたよ。やっぱり長いよねぇ。
ヒロは「バンブルビー」が気に入ったようで・・「クリスマスかお誕生日はバンブルビーが欲しい!」と映画館のショップで売っていたおもちゃにはりついてました・・。
クリスマスか誕生日・・ってずいぶん先ですけどねぇ。
きっと3作目もあるんでしょうねぇ・・
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お泊り保育の説明会2009.06.23 Tuesday
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気がつけば、お泊り保育まで1ヶ月きってます・・。
で、今日は説明会。
初めてハハなしでお泊り。
(近所の祖父母の家に「泊まってみれば?朝迎えにいくから。」と今まで何度誘っても拒否なのよね〜)
お泊り会のグループ決めなんかは楽しいみたいですが、「お泊り会コワイから嫌だ」と毎日言うのです。
タイムスケジュールを見てみると、朝7時50分集合・・・就寝9時・・。
毎日、6時起床、8時30分就寝・・のヒロ、泣く間もなく眠るのではないでしょうか?
それにしても・・入所式→入室→おやつ・・って欠かせないんですね、子どもにおやつは
家にあるリュックでは荷物が入りきらないようなので・・ 週末買いにいかないと!
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愛を読むひと2009.06.22 Monday
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[あらすじ](チラシより・・)
1958年、大戦後のドイツ。15歳のマイケルは、年上の女性ハンナと激しい恋に落ちた。
ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが二人の儀式となっていた。しかし突然、ハンナは姿を消してしまう。
8年後、法学生となったマイケルはハンナと衝撃の再会を果たす。被告人席に戦時中の罪に問われているハンナがいたのだ。彼女は、ある秘密を守るために不当な証言を受け入れ、無期懲役となる。マイケルはハンナの秘密に気付くが、どうすべきか迷っていた・・。
原作を読んでから観たせいか、ハンナの表情を見ていて心が痛みました。
そして、原作ではマイケルの視点で語られていて、「ハンナ=よくわからない女性」という印象を持っていたのですが、映像で見るとハンナはこのときどういう気持ちを抱いていたのか?という部分がだいぶすっきりしました
最初から愛情があった二人ではないけれど、過去の罪と秘密を抱えて長い間孤独な生活を送ってきたハンナにとって、ストレートに彼女を求めてくるマイケルは、今まで知らなかった人生の一面を彼女に教えてくれ、かけがえのない存在になっていったんだな・・と思いました。
そして、自分の犯した罪の重さを心の底ではわかっていても、秘密を守りながら生きていくことに必死で、無知であるがゆえに認めようとはしなかったハンナが、罪を認め、彼女なりに償おうとする話でもあるんだな・・とも思いました。
マイケルの朗読のテープに応えていくことは、彼女が「知らないのだから許される」としていた部分を否定し(自分は知ろうとしなかっただけである)、知っていくことで、自分の罪を認めていったのだな・・と感じました。
最後にマイケルと会った時に、既に彼女の心は決まっていたんだなあ・・と、自分の罪を認めたからこそ、ハンナはああいう行動をとるしかなかった。二人の幸せだった時が輝いているからこそ、観ている側は切なくなってしまうのですが・・。やはり、ハンナの犯した罪は・・と考えるととても複雑な気持ちになる映画です。そしてマイケルも、たとえどんなに彼女を愛し、彼女の境遇をふまえその行為を理解しようとしても、愛しているという気持ちと罪を許せない気持ちの葛藤の中で彼女にストレートに愛を表現できなくなっていった。彼には朗読することしかできなかったのだなぁ。。(手紙かいてやってよ!と思いつつ)と思いました。
一度知ってしまったことは、もう何も知らなかったことには出来ない・・、ハンナもマイケルも知らなかったことには出来なかった。消すことの出来ない過去とどう向き合い乗り越えるのか・・を、二人の恋愛と共に考えさせられます。
雨のシーンで始まり、雨のシーンで終わるこの映画、梅雨時にぴったりのしっとりとした1本です。
本格的な夏が来る前にぜひ!
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・愛を読むひと@映画生活
↓ 暗い!ですが、好きな映画です。『ダロウェイ夫人』を読んでいないとわかりづらいかも・・。
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こわれゆく世界の中で2009.06.15 Monday
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JUGEMテーマ:映画建築家のウィルは、10年間連れ添ったパートナーのリヴとその連れ子の3人で暮らしている。
仕事は順調で何不自由なく暮らしているが、子どもの情緒が不安定でパートナーとの関係は気がつけばぎくしゃくし、本音を話さない関係になっていた。
ウィルは、貧困・犯罪・退廃を抱えるキングス・クロス地区にオフィスを構えるが、立て続けに2度も空き巣に入られてしまう。
オフィスに空き巣に入ったのはボスニアから亡命してきた15歳の少年ミロとその仲間。父とは亡命してきたときに生き別れ母親アミラと暮らしている。
ある晩、空き巣の現場に居合わせたウィルは、ミロの後をつけ家を突き止める。
そのとき、偶然見かけたミロの母親アミラに何故か惹かれていくウィルは、やがて不倫の関係を持ってしまう・・・。
気がつけば互いに無関心になっていたウィルとリヴ。けれども、二人とも相手に求めているものが多い・・求めるものが満たされず不満が募っていく二人。お互い自分のことしか考えていないんだな・・・。
そんな二人に、
「一緒にいる時間が長くても言いたいことはきちんと言わなければ伝わらないのだっ。」
ともやもや。
そして、そんな生活の中で孤独を感じていく二人・・リブは育児に没頭し、孤独を忘れたくてリヴとは正反対の性格のアミラを求めるウィル。
そんな二人に「こらこらキミたち・・」とやきもき・・。
アミラの真意を知ったとき、ようやく自分の大切なものに気付いたウィル・・。
大切なものになかなか気付けない人間は愚かで哀れだけれども、間違いに気付いたときやり直すことができる・・(できないこともあるけど・・)と、ずーっと3人+息子ミロの行く末にやきもき、もやもやしながら観ていたのですが、ちょこっと救われる終わり方でした。
けれども、
「うーん、こんなに丸くおさまるもんだろうか?」
と思ってしまったのも事実。愛さえあれば・・と、いうことなのかしら・・。
やきもきしますが、愛についてしみじみと描かれた1本だと思います。
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