ヒロのインフル感染で映画館へ行けず、「今日、観に行かなかったら、もう映画館で観られないかも・・」(給食が終了したら、個人面談に、暮らす懇談会に・・)ということで、映画館へダッシュ!
ようやく観ることができました。
今年度アカデミー賞4冠受賞の『
英国王のスピーチ』、平日朝一の上映にしては、なかなかの混雑ぶりでした。
[STORY]
英国王ジョージ5世の次男、ジョージ6世は、幼いころからの吃音とさまざまなコンプレックスによって、人前に出るのが苦手な内向的な性格だった。
さまざまな言語聴覚士の治療を受けるがその吃音は治ることはなく、本人もその治療をあきらめていた。
ところが、父が亡くなり、王位を継承した兄が、離婚歴のある女性との結婚のため王位を返上、突然国王になることを余儀なくされる。国王になるということは、人前でしゃべる機会が増えるということ、
折しも第二次世界大戦が開戦し、ナチスドイツとの開戦に揺れる国民は国王の言葉を心待ちにしていた・・。
[感想]
派手さはなく、むしろ地味目な1本。さらに、大げさに感動をあおるシーンはないけれど、
何度も涙腺が緩みました。
ストーリーはもちろんのこと、コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの演技が心に響いてくるんですよね〜♪
王子としてはこうあるべき!という国王の理想を押し付けられて、でも、それに必死に応えようとしてきたジョージ6世の葛藤・・。そして、ようやく出会った「あなたはあなたのままでいい」と認めてくれたセラピスト・・普通ならすんなり信頼関係が結べそうですけど、社会的地位が違いすぎる二人。
一筋縄ではいきません(涙)
国王を支えた王妃エリザベスとの夫婦愛もじーんとしますし。(大河ドラマのよう)
とにかく、ジョージ6世の人柄が素晴らしいんですよね、人一倍まじめで、繊細で、
そして不器用で、なによりもイギリス国民とイギリスのことを大切に思っている・・
そして自分の家族も・・。
自分は、国王の器ではないと思い、それを望んでいないのに、
それ以外の人生を選ぶことができない(涙)ジョージ6世の苦悩を通して、
誰でも思い通りの人生を手に入れるなんてできないんだよね。
なんて妙に納得してしまったりして・・・。(そこがメインの話じゃないんだが・・)
観て損はない1本です。
にほんブログ村・
英国王のスピーチ@ぴあ映画生活